5月16日(水)晴れ
久々の晴天に恵まれて、朝から元気よく神辺のカフェへ。
今日は私のブログをいつも読んでくださっているジャカルタ在住のSさん一家が一時帰国されるというので、お会いすることになったのだ。
Sさんはプロのカメラマンとしても活躍されていた方で、現在はジャカルタでJICA(独立行政法人「国際協力機構」)のお仕事をされている。
井原出身の奥様も元青年海外協力隊で、お二人はモルディブで知り合われたんだそうだ。
なんともインターナショナルなご夫婦だ。
Sさんは偶然私のブログを見つけられて、それが縁で今回お会いすることになった。
私のブログも長年続けてきたことで様々な方たちの目に触れることになり、ついには外国で暮らす方々とも繋がっていくことになった。
これもすごい縁と思う。
今日はSさんご夫妻からグローバルなお話を伺えた上にたくさんお土産までいただいた。
その中の「コピ・ルアク」という珈琲豆はとても貴重なものだ。

この豆は「かもめ食堂」や「最高の人生の見つけ方」なんかにも出てきた。
以前友人に少し分けてもらって飲んだことがあるが、2度目飲めるとは思ってもなかった。
今日晩に亭主と一緒にぜひ飲んでみたいと思う。Sさんほんとにありがとうございました。

5月15日(火)曇り時々雨
いくら仕事に追われていても遊ぶときは遊ぶ。
今日はまた夕方からの原稿チェックがまた思いやられるところだったが、昼間はどこ吹く風でカフェで友達とお茶を飲んでいるんである。
それでもやっぱり呑気だったのは4時くらいまでで、帰ったらまた怒涛のチェックタイムとあいなった。
それにコラムのほうも昨日一応書くには書いたが、やっぱり時間に追われて書いたものは納得できなかったので、また今回も書き直していたら、あっという間に夜になってしまう。
そのころになるともう自分でも鬼の形相になっているのがわかる。
そんな時に限ってばあちゃんが、「お客さんが弥高山にツツジを撮りに行こうゆうてんじゃ」とかなんとか、わいわい言いながら居間に入って来る。
こんな雨の中、写真なんか撮りに行ったらカメラが濡れてしまうからやめとけ、とパソコンから顔を上げずに言ったら、そうよのう、と言いながら、結局誘いに乗って出て行った。やれやれ。
まあそれでもなんとかかんとかコラムも書いて、チェックも終わったので、今週も新聞はできそうだ。
毎回自分の体力と事務のTさんに感謝感謝である。
本屋に行くたびに思うのはいつの日か好きな本を思い切り買えるようになりたいということだ(すでに50の半ばが近づいているが)。
今日も欲しい本は何冊もあったのだが、結局2冊だけ買って帰った。
村上春樹が指揮者の小澤征爾さんと音楽について語っている本も気になったが、クラシックに疎い私ゆえ、やめにした。
去年からずっとランキングの上位にあった「ジュノサイド」もちょっと気になったが、本の厚みを見て、たぶん途中でめげるだろうなあと思って買わなかった。
今日買ったのは直木賞をとった葉室麟(りん)氏の「蜩ノ記(ひぐらしのき)」と、もう一冊は小川洋子さんの「人質の朗読会」。
どちらも装丁を見て直感だけで選んだ。

「蜩ノ記(ひぐらしのき)」〜葉室麟(りん)
村上春樹が指揮者の小澤征二さんと音楽について語っている本も気になったが、クラシックに疎い私ゆえ、やめにした。
小川洋子さんは以前、倉敷の「はしまや」」http://www.hashimaya.com/で朗読会があった時に行ったことがあるのだが、最初彼女を見たとき、その知的で静かな雰囲気の中に独特のオーラがあったのを覚えている。
その日は彼女の小説をまずプロの女性アナウンサーが読んで、その後本人が朗読するというものだった。
アナウンサーは職業柄、小説の中の人物になりきって感情豊かにラジオの朗読劇みたいな感じでその小説を読んだ。
それはそれでうまかったが、結構無機質なイメージの小説だっただけに、オーバーな感情表現が時々鼻についた。
その後、小川さんがアナウンサーとは対照的に、ほんとに淡々と自分の本を読み進んで行った。
すると、不思議と感情をいれずに朗読した小川さんのほうが聞いててずっと気持ちいいのだった。
余計な感情表現は朗読にはいらないんだ、と私はその時思った。
小さな子どもに童話とかを聞かせるときも母親は声色とか使わないほうがいいというのを聞いたことがある。
本というのは淡々と読むほうが、聞き手の想像力が磨かれるようだ。
まあ小川さんは作家だからアナウンサーのように感情を入れて本を読むこともなかったんだろうが。
とにかく岡山県出身ということで、彼女の書く本はやっぱり読んでおきたい。
今回はタイトルからして外国のミステリーのような雰囲気がある。
映画にもなったドイツの小説「朗読者」を思い出した。

「人質の朗読会」〜小川洋子
5月14日(月)晴れのち曇りのち雨
もう今日は疲れすぎて笑いが出るくらいだ。
今日は昼からの取材だったし、帰ってからうまく原稿がまとまらなくて夜まで仕事がもつれ込んでしまい、おまけにその後コラムも書いたもんで、もうくったくたになってしまった。
いつもことだが、もうちょっと早めにコラムを書いていればこんなに大変な思いをしなくて済むのだが、毎度毎度反省しないのが私という人間である。
どうも私は昔からわざと自分を追い詰めてしまうところがある。
それでいいものができればいいのだが、案外余裕がないからたいした仕事ができない。
なんといっても日々こつこつと努力するということに勝るものはないんである。
ほんとに私は宇多田の歌じゃないが確実に「去年より面倒くさがりになってる」と思う。
前もってやる、ということが年々できなくなってきている。
スイッチの入っていない時はまったくやらないというようなわがままな仕事ぶりである。
ほんとに気分だけですべてが決まる毎日だ。
気分がいい時にだけ貪欲であとはまったくスイッチが入らない。
いい男に会ったときにだけ瞳孔が開く、のと同じ原理だ(違うか)。
せめて、もう少しスイッチを入れる時間を増やさないと頭が死んでいる時間が年々減る一方だ。
それにしても、今日はもうエネルギー切れなので、このへんで。おやすみなさい。
5月13日(日)晴れ
私にしては珍しく週明けからの仕事の忙しさが思いやられる日曜日(なんせ仕事というのは重なるときはいっぺんに重なる)。
でも、いったん外に出てしまえば、またパッパラパーと遊びに夢中になる。
今日も行き当たりばったりで色んな店に行ったり、写真を撮りにばら公園に行ったりと、移動距離はかなりのものだった。
最初R486を府中方面へ向かってチロル主催のイベントに行ったら、知り合いばかりと遭遇し、あちこちで挨拶するのが忙しい。
あるブースの前を歩いていると声を掛けられたので、誰かなと思ったら、去年イヌジマのはんこを作ってもらった消しゴムはんこの「みらい」さんだった。
相変わらず笑顔が可愛い。

今日は母の日なので、ばあちゃん用にバッグを買ったが果たして気に入ってもらえるかどうか(汗)。
市の建物を使ってこういうイベントをするのもありなんだと今日も思いながら会場をあとにした。

「第10回 府中deハンドメイドマツリ」
会場:府中市文化センター
今日まで
どっかでお茶を飲もうということになり、府中をずっと奥へ進んでR184に乗っかって、数年ぶりに「とらぞう」に行ってみた。
そこはとってもわかりにくい場所なのだが、なぜか道を覚えててすんなり到着。
美味しいコーヒーが飲めるぞ、と意気揚々と店に入ったのだが、一年くらい前からもう珈琲は出されていないんだそうで、ちょいとがっくり。
それでも、この古道具屋さんはオーナーのセンスが抜群によくて、ただ古いものを並べているんじゃなくて、どこかアートなイメージがあって、まことに絵になる空間なんである。
おじいさんの名前がとらぞうさんというんだそうで、そのおじいさんが暮らしていた重厚感漂う家屋に古い雑貨や家具がほんとによく似合っていた。





「とらぞう」
尾道市美ノ郷町本郷1382(R184を尾道方面へ 三原分れを左折)
tel:0848-48-3753
それにしてもどっかでお茶を飲みたいなあと思って、以前行ったことのある「ニジイロネコサンド」に寄ることにした。
ここはカラフルなインテリアが目をひくお店だが、久々に行ったらインテリアは少し変わっていたようだった。
私が入ったときは誰もいなかったのだが、後からどんどん若い女の子たちがやって来て、店は一気に賑やかになった。
今日の私は亭主に言わせるとCAみたいな格好なので、もっとポップな格好してくればよかったと(誰も気にしてないだろうけど)ひとり思ったことである。
ここのオリジナルのエコバッグが可愛かったのでつい買ってしまった。


「ニジイロネコサンド」
福山市柳津町1-4-4(長和島南端交差点そば)
TEL 084-933-3408
営業時間:12:00-22:00(L.O.)
定休日:水曜日
http://sky.geocities.jp/nijiironekosand/
尾道から2号線を通って福山の町に入ったとたん、上空を2機のヘリコプターが轟音をたてて旋回しているのが見えた。
今朝TVでやっていたホテルの火事のニュースを思い出して、福山ももうちょっといいことで全国ネットのニュースに出ればいいのになと思う。
それにしても、火事が起こるとすぐにネットに写真を載せたりする人がいるが、ほんとに悪趣味だと思う。
帰りはばら祭りを今週にひかえたばら公園にちょっと寄ってみた。
バラは5、6分咲きくらいだろうか、満開はもうちょっというところだが、私としてはこの時期のバラのほうが好きだ。
なんでもそうだが、真っ盛りのときよりそれより少し前のほうがどこか奥ゆかしさがあっていい。
バラのそばで寝転がってかぶりつきで白いドレスを着た人形の写真を撮っている男性がいたが、色んな人がいるもんだなあと思った。
5月12日(土)晴れ 朝涼しい
今日はオフとはいえ、朝ファックスのないお宅に原稿を届けに行ったり、販売所に寄ったりと、仕事がらみの用事はやっぱりついてくる。
昼前からさて遊べるぞと福山の手しごと市に出かけて、200ブースもある手作り雑貨の店を回っていたら、お腹が空いてしまったので、パンつきのミネストローネとかを買って芝生の上で食べた。
この時期、ご飯を外で食べると一段と美味しい。

すぐそばでは子どもたちの笑い声が聞こえ、しばらくするとライブが始まったのか、アコースティックギターの音色が聞こえてきた。
写真を撮ろうとステージの前に行くと、高校生が半ば叫ぶように歌を歌っていた。

もう9回目となるこの手しごと市だが、家族そろって楽しめるイベントとしてすっかり定着したように思う。
なんでもそうだが、続けることが大事というのを今日も「ちょこはぴ倶楽部」(http://chocohapi.com/)のMさんの笑顔を見ながら思った。

知り合いのKさんも頑張って手作り味噌を販売していた。彼女はいつもテンション高くて面白いなあ(人のことは言えない)。

バラエティに富んだ雑貨と美味しい食べ物、ワークショップ、と一日楽しめそうなイベントだった。





【第9回 ふくやま手しごと市】
日時:5月12日(土)・13日(日) 10:00から16:00まで
*少雨決行☆
場所:まなびの館ローズコム(中央図書館)芝生の広場
(広島県福山市霞町1−10−1)
http://ameblo.jp/teshigotoichi/
手しごと市を一通り見た後は「KoKon」(http://www.3and1.jp/kokon/)でお茶を飲もうと思ったのだが、一杯で入れなかったので、会場の周りをうろうろして写真を撮った。



手しごと市をあとにしてから、そういえば「ピトン」で展示イベントやってたなと思って、蔵王を回って帰ることにした。
このピトンの南蔵王本店に来たのはおそらく10年以上前なので、ブログには一度も登場しなかったと思う。
それにしてもピトンはどこもかしこも大人気だ。
土曜日の午後だから余計にそうなんだろうか、ここもお客さんが多くて駐車場に車が入れず、しかたないから、近くの適当なところに置いて歩いて店に入った。
店の二階に上がるのもほんとに久しぶりなので、珈琲が出てくるのを待つ間、やたらきょろきょろしてしまう。
以前来たときはもっと狭い感じがしていたのだが、今日行ったらけっこう広くて、吹き抜けになっている2階の店から下が見渡せる。
カントリー風の人形や大きな絵もあって、とても面白い空間だった。

ノキロアートネットの展示しているガラス製品は色も綺麗で珈琲の店に馴染んでいた。

隅の席で黙々と何か調べ物をしているような男性がいたり、ゆったりと珈琲を飲む中年の夫婦がいたり、大きな声で笑いながら喋っている女性のグループがいたりと皆思い思いに土曜日の昼下がりを過ごしていた。
こういう感じの店がうちのほうにもあったらいいのにと思った。

【珈琲日和】 - おうちで和みのカフェ時間
5/23(水)9時〜19時まで
炭火珈房ピトン 南蔵王本店(福山市南蔵王町5-16-19)
TEL 084-943-5911
http://www.nokiro-art-net.com/index.html
今夜は「SONGS」に長谷川きよしが出るというので、すでに映画館で見ている「プリンセストヨトミ」を途中でやめて、チャンネルをNHKにかえた。
私は彼の歌う「別れのサンバ」という曲が大好きで、もう数え切れないくらいCDを聞いてはそのたびに涙をぬぐっている。
この曲は長谷川きよしのデビュー曲で、彼が若干二十歳のときに作ったものだが、その完成度の高さに毎回感動する。
歌詞を見ただけでも、彼がどれだけ精神的に成熟していたかわかるというもんだ。
・・みんなわかっていたはずなのに・・心の奥の淋しさを・・ああ・・わかってあげれば別れも知らずにすんだの・・きっと私を強く抱くときも・・あなたはひとり寂しかったのね・・あなたの愛したこの髪さえ今は泣いてる・・今は泣いてる・・
恋というものを知っている大人の男が作った曲だと思う。
叩きつけるような強烈なギターの音とともに私の中で永遠の名曲として生き続けるだろう。

5月11日(金)晴れのち曇り
朝ゴミ出しに行こうと玄関を開けたら、ひやりとした風が半そでのシャツの隙間を吹き抜けていった。
その瞬間、ぶるっと身震いしながら「5月の気候じゃないよなあ」とひとりごちる。
相変わらず風は強くて街路樹は揺れまくっているし、寒がりの私は少々テンションが下がる。
とはいえ、最近、知り合いになった鞆の「カヤッカーズCAFE」(http://oofune.seesaa.net/)のM店長から教えてもらった新しいカフェに行きたい気持ちもある。
それでやっぱりカフェの誘惑が勝って、強風の中、一緒に鞆に行くことになっているメイメイの待つ福山に向かうことに。
すると、(日ごろの行いがいいからか)、昼前くらいからしだいに風はおさまってきて、けっこういい行楽日和となった。
鞆に着いて、すぐにその新しいカフェ「潮待ち茶屋」に行ってみると、以前そこにあった店とはだいぶ変わっていた。
一階には土産物売り場があり、その奥が食事処になっている。
今日の目当てはカフェだったので、食事のほうはまた今度ということにして、すぐ2階へと上がる。
江戸時代の商家の面影を残すこの建物は以前は1階だけしか使われていなかったのだが、このたび初めて2階もお目見えした。
昔の広い天井裏にいるようなそのカフェでは珈琲が500円でセルフサービスで飲み放題、ととてもユニークだ。
それもこれがほんとのセルフサービスというやつで、そこにはスタッフは一人もいなくて、自分で勝手に珈琲メーカーで珈琲を淹れて飲むんである。
そして、その珈琲メーカーというのはミルつきの優れものである。
ボタンを押すと、ガリガリという音がしばらく続いた後、濃厚な褐色の液体がカップに注がれる。
その様子をメイメイと二人、興味津々で見つめる。

窓際の椅子に座って窓の外に目をやれば、家と家との間から少しだけ青い海が見える。

私たちのほかはまだ誰も来ていなかったので、のんびり珈琲を飲んだあと、店内を歩き回って写真を撮る。



「潮待ち茶屋」
福山市鞆町鞆808
営業時間:10:00〜17:00(食事処11:30〜14:00)
定休日:毎週水曜日
http://www.ochikochi.co.jp/news/detail.html
長い間、人目に触れることなく暗い家の中で眠っていたインテリアの数々が息を吹き返していた。
人の手によってこれまで封印されていた歴史が紐解かれた感がある。
古民家の雰囲気を残したセンスのいい空間にしばし時の流れを忘れる。
オーナーが変わると店は変わる、と今日あらためて思った。
今日の鞆は最初の店から大ヒットと二人して喜んで、次はこれも新しくできたギャラリーに行ってみた。
そこはこの春オープンしたところで、その建物の奥には坂本龍馬が「いろは丸事件」の時に泊った「隠れ部屋」が残っており一般公開されている。
可愛いアート雑貨を見た後、隠れ部屋までの迷路ような廊下を忍び足で歩いて気分は幕末の志士である。
こういう歴史的な建物がいまだ残っているというのが鞆のすごいところだ。
カフェと雑貨屋めぐりの後、そろそろお昼を食べようということになり、私がまだ一度も「鴎風亭」に言ったことがないというと、メイメイがじゃあそこにしようと言ってくれたので、ぶらぶら海岸通りを歩いてそこに向かった。
こういうホテルは予約がないと食べられないかもなあ、と思いながらフロントに食事はできますか、と尋ねると、ロビーの奥にある「海浬(KAIRI)」というレストランに案内された。
鞆といえばやっぱり鯛かなあと思って(実は一番安かったもんで)鯛茶漬けのセットを頼んだら、上品な味付けですごく美味しかった。
鯛茶漬けは味噌のソースに鯛をからめて真っ白いご飯の上に載せてだし汁を注いで食べるのだが、これがまたすこぶる旨い。

広い窓からは海に浮かんだ何隻もの船が見えて、ますます「美味しい美味しい」と食が進む。
メイメイと一緒じゃなかったら、来ることがなかったかもしれないこの海の見えるホテル。
郷土料理と心洗われる鞆の風景、今日も二人の熟女(!)はオフレコの話で盛り上がるのだった。
5月10日(木)晴れ 夜涼しい
今日も移動距離は結構多かったが、夕方までやるべきことは全部やって納得の一日が終わった。
これで週末のんびりできる。
夕方帰って来た亭主も例によってぼろぼろながら、あと一日で休みと思えばいつになく気分がいいようで、神辺に新しいレストランできてたよ、と言うと、行こう行こう、とえらくノリがいい(普段は会社から帰ったらたいてい死んでいる)。
今日は亭主の給料日だし、ビールでも飲めばええが、とか言って、珍しく私がハンドルを握って夜のドライブとあいなった。
その店は「Amorino(アモリーノ)」という名前からしてイタリアンの店かと思っていたのだが、メニューを見たら、パスタのほかにオムライスとかカレーとかもあって、なんだか洋食屋さんのような感じだ。
鉄板ナポリタンというのを頼んだら、薄く焼いた卵の上に山盛りのパスタが出てきた。
けっこう量があるなあと思ったのだが、備後の店にしては珍しくあっさりしていたので、全部美味しくいただいた。
ラーメン屋のころとは内装もずいぶん変わっていたが、洋食屋さんなのに靴を脱いで座るテーブルがあるのが面白いなと思った。
サラダのドレッシングも美味しいし、パスタにしては値段も安い。アイスクリームがサービスでつくのがいい。
それにしても、この「Amorino」って名前はどこからきたんだろう。



「Amorino(アモリーノ)」
福山市神辺町大字川北1084−1(R486沿い)
TEL:084−962−1544
5月9日(水)曇り一時雷雨のち晴れ 暑い
今日の天気はどうだったかなと思って会社から帰ってきた亭主に聞いたら、今日はものすごい雷雨じゃったが、知らんの〜?というので、私は一日家におらんかったからわからんもん、と言いながらも一応、彼の天気情報をそのまま書くことにした。
今日は早朝、激しい雨音で目が覚めたし、日中もこの時期らしい爽やかな天気というのがあまりない。
あちこちで突風が吹いたり、竜巻まで起こったり、最近のこの国の気候はほんとにどこかおかしくなっているようだ。
それとは全然関係ないが、夕べ、TVを見ていたら、この町で47歳の女性が自宅に帰ったところ、部屋に潜んでいた何者かに殴られて怪我をした、というニュースをやっていて、思わず知り合いの女性のことを思い出して不安になったのだが、よく考えてみると彼女は50歳を過ぎてると思って、慌てて電話するのをやめた。
私の住んでいる町は新聞で取り上げられるようないいニュースは高校生に関することばかりで、大人が出てくるニュースはだいたい悪いことばかりである。
この前の田中美術館での窃盗事件は犯人が見つかったが、いまだ未解決の事件もいくつかあり、今回は犯人が捕まるのかなあとまた少し不安になる。
こんな田舎町でも最近はほんとに物騒になったもんだ。
それと今朝のニュースでびっくりしたのは、日本では就職できなくて自殺する若者が年間100人以上もいるということだ。
就職難というのはわかるが、そんなことで死んでしまうというのが信じられない。
「それもわたしらのような年代で独り身だとしたら、仕事がなくて自殺するというのはわかるけど」、とそばにいた亭主に言ったら「死なんじゃろ」とあっさり言われ、一瞬固まったものの、「まあ死なんわな」、と言うしかない。
それにしても、若かったら仕事は山ほどあるじゃないかと思うのだが・・。
小学生の時から塾通いをして、休みも外で遊ばず勉強ばっかりしてなんとかいい大学に入って、無事卒業して、さて就職と思ったら、全部落とされて・・となったら、それまでの全人生を否定されたような気分になるんだろうか。
20歳過ぎまで挫折というのを知らずに恵まれた環境の中で育った若者は、人生の中で最初に味わう挫折に耐えられないということなんだろうか。
それにしても、それくらいのことで死んじゃいけんじゃろうと思う。
20代、30代という二度とない輝かしい時代に就職が決まらないからと死ぬなんてなんともったいない。
いまや、勉強のよくできる子を育てるより、挫折に強い子を育てるほうが大事なんじゃないかと思ったりする。
いくら勉強ができても就職ができないからって死なれたらなんにもならない。
頑丈な心と体、その上での学力がその人を生かすと思われる。
5月8日(火)晴れ
普段から色んなことが抜けている私はまた日記の曜日を間違えたようで、知り合いのMさんがわざわざメールで知らせてくださった。ほんとにお手数かけました。
今日は夕方からの原稿チェックまで時間があったので、オープン一周年記念のランチの割引サービス(12日まで)をされているギャラリーカフェ「草苑」にお邪魔した。
今日のランチもヘルシー。旬の食材を使った盛りだくさんの料理をいただいた。

「ギャラリーカフェ 草苑」
岡山県小田郡矢掛町西川面2532
TEL:0866-82-1201
営業時間:9時~18時
定休日:毎週木曜日および毎月の第一金曜日
http://gallerycafesouen.web.fc2.com/
今日は店長のOさんが「○○さんの若いころのイメージじゃないかと思って」、と、ルノアールの絵の入ったキーホルダーをプレゼントしてくださった。いつも気にかけていただいてありがたいことだ(夕方これを見た亭主が思わず「ぴかそ〜ゆとりろ〜るのあ〜る えのような〜くらしき〜」とわけのわからん歌を歌っておった)。
し、しかし、このように可憐な少女だったころがわたくしにあったかどうか・・(汗)

ここでお腹いっぱいになって深い煎りの美味しい珈琲も飲んで、夕方からの原稿チェックに向けて、いざ出陣とばかり矢掛をあとにした。
5月7日(月)晴れ
連休明けはまだ体が本調子でないので、今日はまだのんびりしようかなと思っていたのだが、世の中(下っ端の記者に)そんなに甘くない。
朝こそ、お茶を飲んだりとまだ余裕があったが、昼から出かけた笠岡では予定外の仕事も入り、結局うちに帰ったのは午後の3時ごろで、その後、原稿を書いている間に日は暮れてしまい、しかたなく、しばし仕事を中断して買い物に行き、ご飯を作る。
そのうち亭主が帰って来たので、ご飯の支度をした後、途中やめにしていた原稿を書いて、今度はコラム書きに突入する。
そんなこんなで週明けから夜も仕事となってしまった。
まあおかげで今週はミニ新聞の仕事は余裕だ。
これで本紙の仕事が少しできるかもしれない。
連休前から見ていたキム・ナムギルの「赤と黒」をとうとう昨日全部見終わってしまい、今日なんかもう半ば虚脱状態だ。
彼のあまりのかっこよさにドラマを見ていないときも頭の中をぐるぐると色んなシーンが駆け巡り、久々に夢見心地を味わう。
旦那様が会社に行ってる間に毎日韓流ドラマばっかり見ている中年女性たちの気持ちがわかるというもんだ。
こういう気分はなかなか現実の生活の中では味わえない。
若い男たちの目の端にまるっきり入らない年齢になっても、ドラマのイケメンの主人公たちと擬似恋愛していれば世界はわたくしのもの、忘れていたときめきを味わうことができる。
これが巷の多くの中年女性が韓国ドラマにハマる理由だろう。
これはもう韓流ドラマを見ない人にはまずわからない気分だと思う。
映画でもこういうときめきを味わうことはあるが、2時間ほどで終わってしまう映画と違って、ドラマというのは何話にも渡ってその楽しみが続く。
それに韓国ドラマはどろどろの恋愛模様が多い割には出てくるカップルのほとんどがプラトニックな関係というのも人気の理由と思う。
(亭主でもう男はこりごりなのか)リアルな男女の性愛にどこか嫌悪感を持っている中年女性というのはけっこう多い。
そこいくと、韓国ドラマはせいぜい手を握ったり、キスするくらいで、永遠の青春ドラマみたいなところがある。
セックスというリアルな行為がいつも抜けているので、どこか嘘っぽいというか現実離れしているのだが、そのほうがひと年取った女たちにすれば、妙な安心感があるんじゃないかと思ったりする。
なにしろプラトニックな恋はなかなか終わらない(男女というのは性的な関係になったら案外終わるのも早いんじゃないか)。
そこへいくと、韓国の恋愛ドラマはプラトニックゆえにじれったさがずっと続く。
このじれったさ、というのが昔は恋愛ドラマの王道だったのだが、いまやドラマも展開が早くないとすぐ飽きられてしまうからか、とにかく主人公の男女はすぐ出来上がってしまう。
韓国のドラマなんか、たいていの場合女の子の気持ちがふらふらと揺れ動き、そのたびに男は振り回され、くっつくのかなと思えばまた離れ、とおんなじようなことばっかりやってるのだが、このなかなか思い通りにならないというのが面白いんである。
ほんとに永遠の青春ドラマだ。
たぶん、TVという公共の電波を使って流すドラマはお国柄、当分純愛路線を行くんだろうと思われる。
そして、そんな懐かしいタイプのドラマに昔のドラマを知っているわたしらの年代はこれからもハマリ続けるだろう。
韓国ドラマよ、プラトニックのまま、永遠なれ。
5月6日(日)晴れ 今日も強風
GW最後の日、天気予報では確か雨と言っていたのに、朝、韓国ドラマを見たりごそごそ家事をやっているうちに、なんだか知らないが晴れてきたので、また写真を撮りに行きたくなって山へと向かった。
「everyday is a winding road〜」・・ドライブの最中、ラジオから聞こえてくるのはシェリル・クロウの歌う懐かしい曲だ(私の大好きな映画「フェノミナン」でも使われていた)。
今まさに曲がりくねった道を走っている私への応援歌のようにも聞こえる。私もちょっとずつ近づいているのかもしれない・・いい気分に。
山あいの狭い田んぼではすで農家のじいさまたちが田植えをやっており、あちこちの水田で青い苗が強い風に揺れている。
世の中私のように遊びまわっている人間がいれば、こうして黙々とお天道様と一緒に仕事をしている人たちがいるんだよなあと窓から入ってくる強い風を頬に受けながら感慨にふける。
誰かが遊んでいる間に働いている人がいるから世の中回っているんだなとなんとなく思う。
それにしても、さすがにGW最終日の今日は皆おとなしくしているんだろうか、山道を走っている車は極端に少ない。
と、思ったのは途中までで、もうすぐ目的の農園に着くというところまで来ると、とたんに車の数が多くなって駐車場に入るのもままならなくなった。
ネットで調べたら、今が満開とは書いてあったが、まさかこんなに人が来てるとは思わなかった。皆私と同じで最後の最後までよく遊ぶ。
一瞬、中に入れるかなあと不安になるほどだったが、そこは広い農園のいいところで、何千人という人が入ってもそれほど込み合うということはないのだった。
入り口で入場券をもらって、一歩農園を入ると、そこは別世界、広大な敷地に色とりどりのチューリップが咲き乱れていた。

そのあまりの見事さに私と一緒に中に入った家族連れも「わあすごい〜」と歓声を上げている。
5月の太陽は燦々とチューリップ畑に降り注ぎ、いっそう花たちの色を鮮やかに見せている。
私はその広い広い畑の中に入って夢中になって写真を撮った。
子どもたちは畑の道を走り周り、若い恋人たちは写真を撮りあい、花畑のあちこちに笑顔があふれていた。




思わずイヌジマも浮かれてピンクのチューリップとたわむれる。

人の流れにそってどんどん畑の中を進んでいくと、どうやらライブをやっているらしくて、大勢の人だかりができていた。
どんなライブなのかなとしばらく聞いていたら、スタッフらしい女性がチラシを渡してくれたので見たら、因島と大阪出身の男性デュオ「ひまり」(http://www.himari.tv/himari_official/index.phpと)あった。
大阪のストリートライブからスタートしたデュオらしいが、プロフィールを見たらもう10年もやっているというのを知ってちょっと驚いた。
彼らは結構人気があるようで、ライブの最中も女の子たちがステージのすぐ前に陣取って盛んに写真を撮っていたし、終わってからも大勢残ってサインとかしてもらっていたようだった。

この後、行列の最後に並んで、今年初めてのソフトクリームを食べて、一番奥のほうにある花絵のほうに行ってみた。
チューリップでビッグな花の絵を作っているのだが、上からじゃないと写真が撮れないので、見晴台に上って風に吹き飛ばされそうになりながら、やっとのことで写真を撮った。

「チューリップ祭り」
場所:世羅高原農場
(広島県世羅郡世羅町別迫1124−11)
TEL:0847−24−0014
5月13日(日)まで
http://sera.ne.jp/
帰りは行きのルートとは違ってR184を通ったら、以前、情報誌か何かで見て一度行ってみたいと思っていた「がらくたや」というリサイクルショップを偶然見つけたので、ラッキーと思って入ってみた。
その昭和レトロな看板だらけの外観にも惹かれたが、中もお宝満載で、モンローやベティちゃんのビッグな人形やら、懐かしいジュークボックスやら、ユニークな商品がいっぱいあった。
ここは家電とか自転車、家具なんかも置いてあった。
世羅にも面白い店があるもんだ。
5月5日(土・祝)晴れ 強風
今年のGWは強風にあおられっぱなしだった。
今日も防波堤のそばに車を置いて、歩き出したとたん肩にかけたショールとともに、癖っ気のある私の髪の毛は渦を巻いて舞い上がった。
慌ててショールと髪の毛の両方を手で押さえる。
その強い風に押されるようにして道の向こうにあるカフェにたどり着く。
ここは以前「青空」という店だった時から何度か来ている古民家カフェで、前の店のときもそうだったが、牛窓といえば、皆まずここに一度は足を運ぶというくらいの大人気店だ。
今日は型染め作家の松井さんが作品展をしているというので、ちょいと寄ってみた。
メニューを見て「1920年代の大恐慌ケーキ」というのが気になったので、それを頼んでみたら、これまで食べたことのないようなしっとり感のあるケーキでとても美味しかった。

「アトリエイロハ」(倉敷市矢部712 TEL:090−7129−8408)の小林テレサさんが作られていた帽子も素敵だったのだが、お客さんが来られたので写真が撮れなかった。残念。
それにしても、古民家には染めものがほんとによく似合う。
松井さんのウクレレが置いてあったが、今日は忙しそうだったので、リクエストはせずに帰った。





「松井朋子・小林テレサ
染もの二人展〜牛窓散歩〜」
会場:てれやカフェ
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4178
営業時間:11:30〜18:00(土日20:00)
火曜定休
tel 0869-34-5397
http://tere-ya.at.webry.info/
5月7日(月)まで
店を出てから、また強風に飛ばされそうになりながら、松井さんがぜひ行ってみたらいいですよ、と教えてくれた「ホテルリマーニ」に行ってみた。
彼女の情報ではクルージングも安くできるということだったので、それもいいなあと思ったのだが、昔釣りに連れて行ったらすぐ飽きて寝てばかりいた亭主が「僕はやめとく」というので、まあ今日は風も強いことだし、また今度ということにした。
このホテルは前を通ることはあっても中に入ったことがなかったのだが、松井さんに聞くまでこんなに素敵な場所とは知らなかった。
ホールの前にあるガラスの扉をあけるとそこは別世界、まるでエーゲ海のリゾートのような白と青が広がっている。

プールサイドを歩いていると、強い風で波打つ水面が太陽の光を浴びて煌いていた。
その光と水が織り成す複雑な模様の美しさに見とれた。


一度、こういうホテルに泊まって、日がなプールに浮かんで青い空をぼんやり見ていたいもんだと思う。
今日は写真だけだったが、別にホテルに泊まってもないのに、なんだかとてもリッチな気分になった。
さすが松井さんは牛窓の情報ツウだ。
てれやカフェに行く前にランチを食べに行ったのが、前から一度行きたいと思っていた「牛転(うしまろび)」というカフェだ。
ここは旧牛窓郵便局だったところで、外観は当時の面影があるが、内装はだいぶ新しくなっているように思えた。
ここはうちのほうでは珍しいキーコーヒーだった。ランチのハンバーグ煮込みが美味しかった。
今日はお昼をだいぶ回っていたので、ランチは私らが食べたのが最後だった。ラッキーだった。


「牛転(うしまろび)」
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3061
TEL:0869-34-5072
定休日:木曜日
営業時間:10:00〜17:00
今日のラストはこれも松井さんに情報をもらったジャズライブ。
馬力のないうちの車でやっとこさたどり着いたオリーブ園を歩いていると、若い女性のアルトの声が強風に乗って聞こえてきた。
緑に囲まれた広場には寝転がってジャズを聴く人たちや、海の向こうの小豆島を眺めるカップルなんかがいて、皆、思い思いに休日を楽しんでいた。
空はどこまでも青く、木々は風に大きく揺れ、私も芝生に座ってジャズのスタンダードナンバーに耳を傾けながら、はるかかなたに広がる海を見る。
風はまだ強いが、山の空気はどこまでも爽やかだ。
こういうとき、私はほんとに幸せな気持ちになる。
こういうのをこの世の春というんだろう。
今日の私はさしずめ海を見ながら私と同じようにこの世の春に浮かれていた「太陽がいっぱい」の主人公の心境だった。
あの時も彼もそうだったが、何の保障がなくても、未来への余計な不安を持たないことが幸せということなのかもしれない。
第一、明日のことさえ誰にもわかりはしない。
れいちぇるのGWはあと残り一日・・。とにかく最後まで私流で遊びたいと思う。
5月4日(金)晴れ 強風
夕暮れの近づいた倉敷美観地区。これから始まるジャズのライブの前にちょっと腹ごしらえをしておこうと「かな泉」(倉敷市本町8-33)でぶっかけうどんをすすっていたら、ギタリストのまるさんからお礼のメールが届く。
そのとき、ふと今日、彼が演奏してくれた「卒業写真」を思い出して、うどんを口の中に入れたままぐっときてしまう。
その丁寧な文面を見ながら、まるさんのギターは彼のキャラクターそのものだとまた思う。
今日ライブで話していたが、まるさんは今年は彼は3つの目標を立てているんだそうで、そのうちの2つはコンクールに出ること、そして3つ目は玉島に新しくできたホールで11月にライブをやることらしい。
今年は彼も勝負の年なんだろうきっと。動き出さないと何も始まらない。
今日は控えめなまるさんの心の奥底で燃えている情熱を見た気がした。
かんばってまるさん、メジャーになるまで応援するよ。

まるさん

店長の八木たかしさん

カントリーウエスタンの山本雅敬さん
「アコースティック フェスティバル」〜倉敷音楽館」
岡山県倉敷市羽島647-16
TEL.086-434-2723
http://ww3.tiki.ne.jp/~t-yagi/index.htm
やっぱりGWの倉敷はぐじゃぐじゃだった。
倉敷インターあたりからもう全然車は前へ進まない。関西とか遠いところから来ている車も多く、皆さん、どうやってもアウトレットに行くつもりらしい。
この混雑はほかの道にも影響していて、駅周辺はもうどこに行くのもひと苦労だ。
2時からの倉敷音楽館のライブに行くのにも問屋町から1時間もかかってしまい、結局10分遅れてしまった(ラッキーなことに、まるさんのライブは最後だったのでなんとか全部聞けた)。
それでも、今日も人ごみを逃れてしっとりとアコースティックライブに浸って私としてはほんとにいい休みだった。
夕方になると、今度は「アイビースクエア」でジャズの演奏を聴いて、まさに今日は音楽三昧。

「カウントハードジャズオーケストラ」
日の暮れかかった美観地区の風は冷たかったが、何百人という人たちと一緒に心地よいジャズに体を揺らしながら、倉敷の祭りを堪能した。
今日は天気もよかったので、写真もたくさん撮れた。光と影のコントラストが綺麗だった。






倉敷川では鬼太鼓の川舟流しもあって、白壁の町に響き渡る太鼓と笛の音が風情たっぷりだった。

「ハートランド倉敷」
http://www.heartlandkurashiki.com/
あと今日は食べものの収穫がひとつ。問屋町で米粉のシュークリームを買って帰ったら、皮がもちもちのぱりぱりですごく美味しかった。
カップからはみ出すほどのビッグサイズ。中に入っているクリームはかなりのボリュームだが、甘み控えめで食べやすい。



「Salvo de Drama.」
岡山市北区問屋町11−102BoothBld 1F
TEL:086-250-7551
5月3日(木)曇り時々晴れ
白壁の町の祭りは地味だが、行ってみないとわからない魅力もあった。
上下というと、ここ数年はひな祭りが有名だと思うが、その賑やかな祭りの次に行われるのが「じょうげ端午の節句まつり」だ。
ひな祭りに比べるとちょいとインパクトの弱いこの祭りに今年初めて行ってみた。
観光客用の駐車場に車を止めて、しばらく歩くも、商店街は閑散としており、全然イベントらしきものをやっているように見えない。
この時点で少々不安になった私だったが、古い町並みに入ると、やっと何組か観光客が歩いているのを発見して(!)、ちょっと安心する。
それでも、新聞にも祭りの記事が載っていたのに、もう少しは人が来てもいいのにと思う。
まあ、端午の節句自体、イベントとして盛り上げにくい感じはする。
やっぱり五月人形とかよろいかぶとというのは雛人形より集めにくいというのがあるんだろう、通りの店先には少ししか並んでなかった。
それでも写真的には面白い風景や人形に出くわすことがあって、そのたびにシャッターを押す。






一応翁座も見て帰ろうと思って、そこへ向かう通りを歩いていたら、知り合いの女性が上下に行ったらぜひ寄ってみてと言っていた「人癒み(ひとやすみ)」という店を見つけた。
そこは「末廣(すえひろ)」という骨董品の店の中にある食事処だった。

ところ狭しと並んでいる古い陶器やら道具類に圧倒されて店に入ろうかどうしようか迷っていたら、お店の人がどうぞ、奥の人形を見て帰ってください、と言われたので、その言葉に引かれるようにして中へ入ることにした。
入ってみたらもうこれがすごい。通路といい、棚といい、帳場と店の区別がつかないくらいどこもかしこも骨董品であふれかえっている。
どんどん店の奥に進むと蔵があって、どうやらそこに人形があるようだ。
その手前に入った蔵で店主らしき男性がずっとお客さんに骨董品の説明をされていた。
私たちが人形の蔵に入ると今度はほかのお客さんたちも皆店主と一緒にやって来た。
入ってすぐその人形の数のすごさに圧倒された私はその蔵でもずっと続いている店主の話も上の空で写真を撮りまくる。
天井近くの小さな窓から差し込む光が人形たちを優しく照らし出している。
その薄い光の中で物言わぬ人形たちが確かに息づいているのがわかる。


その昔、赤ちゃんが生まれるとお祝いに親戚が届けたというこの土人形は土地ごとに表情を変え、戦時中は作ることも禁止されながら、なんとか生き延びてきた。
ここにはその三次人形とか、上下人形とか呼ばれる人形がなんと800個以上も並べられている。
ここは店の前を通っただけでは絶対わからない場所だ。今日は思わぬ収穫があってラッキーだった。
世羅まで戻って偶然見つけたのがこのカフェ。聞いたら先月の29日にオープンしたばかりということだった。

Cafe&Sweets「Marche(マルシェ)」
広島県世羅郡世羅町本郷915−9
TEL:0847−22−5855
壁の色といい、そのあたりにはあんまりなさそうなカフェ&スイーツの店なんで、これは流行るだろうなあと思った。
案の定入ったらお客さんで一杯で、かろうじて空いていた奥の席に座って、フルーツのたっぷりのった美味しいタルトをいただく。

窓から見た空はどんよりとした雲に覆われていたが、今日撮った人形をカメラで見ながら、私の心は満たされていく。
古いものたちの持つ力に今日も息吹を与えられた気がした。
5月2日(水)雨
天気予報が見事当たって今日は朝から雨。
それでもやっぱり休みは嬉しい。
朝からのんびりまったりとうちで過ごす。
でもやっぱり仕事柄、GWを完璧に休むというのは難しいもんで、今日も10時過ぎに突然の取材依頼の連絡が入ってくる。
完全休みモードに入っていた私だったが、気持ちを切り替えて即取材に出かける。
まあ、雨だしどこにも行けそうにないし、今日くらい仕事をしてもいいかな、とうちに帰って原稿を書いていたら、今度はばあちゃんが突然、私を呼ぶので(彼女に呼ばれていいことがあったためしがない)仕事を中断して店に出てみれば、見知らぬ女性が笑顔でこっちを見ている。
そのとき、メガネをかけていたのにもかかわらず、私は彼女が誰だか全然わからなかった。
きょとんとしている私に「私よ、私、○○よ」と言いながら彼女が近づいてきて、その顔を間近で見てやっと同級生のKさんだとわかった。
学生時代ユーミンの歌の歌詞に出てくるような女の子みたいに地味で目立たなかった私を訪ねて来てくれる同級生はほとんどいない。
何年か前、同窓会に出かけたという彼女に「私は死ぬほど暇か余命数ヶ月とかになったら行くかもしれない」と余計なことばかりを言ってしまう。
こんなんだから地元に親しい同級生がいないのだ、きっと。
それでも彼女はうちのミニ新聞を喜んで持って帰ってくれた。
また縁があったら会うことがあるかもしれない。
夕方になっても雨は止まなかったが、今日は一度もコーヒーを飲んでないなあと思って、夕ご飯前にこの前行った「SLOWHAND」にまたお邪魔した。
ここはカレーも美味しそうだったが、まだ夕食には早い時間だったので、今日はシフォンケーキをいただいた。
ここは店内のあちこちに牛グッズが置いてあるが、出てきたお皿にも可愛い牛のクッキーがついていた。
ケーキのほかに山盛りのフルーツとアイスクリームもついていて大満足の一品だった。
今日飲んだ深煎りのコーヒーにも興味がわいてマスターにお聞きしたら、神辺の「珈炉」(http://baisenyacoro.sitemix.jp/index.html)の豆ということだった。
色んな店が色んなところで繋がっているもんだなとあらためて思った。
今度またお邪魔することにしよう。
5月1日(火)曇り
宮島に多いのは鹿とカップルである。
鹿だけでもあっちゃこっちゃにいるが、カップルと両方揃っているときもある。

中には桜の花びらを食べている鹿もいれば・・

おりこうさんで誰かに買われるのを待っている可愛い鹿たちもいる。

まあとにかく鹿はそこいらじゅうを歩き回り、子どもたちは怖がって逃げ周り、カップルの男性のほうは鹿のフリして彼女のお尻に触ったりする。
そんなこんなで平和なGWの一日が過ぎていく。
今日は朝から天気が悪いのはわかっていたが、明日から雨になりそうなんで、もう今日遊びに行くしかないと思って、まあ今年の大河ドラマの舞台ということだし、ベタだが宮島に行くことにした。
しかし、例によって思いつきだけで出かけるから、フェリーが宮島に近づいて初めて大鳥居が改装中というのを知るという相変わらずの間抜けぶり・・。
でも、フェリーの乗客たちは肝心な鳥居が工事用の囲いで覆われているというのに、皆、それが船の窓から見えると、おお〜と喜んで写真をバチバチ撮っていた。
それで私も一枚くらいは鳥居を撮って帰ろうと浅瀬で遊ぶ人たちを入れて撮った。

とはいえ、私は宮島では鳥居や鹿やカップルよりもっと興味のあるものが・・。
それはギャラリーとカフェだ。
それで、みやげ物屋が立ち並ぶ通りを外れて古い町並みの残る裏道を歩いていたら、目当ての店が行く手に見えた。それも五重塔を後ろにひかえている。

この最高のロケーションにある古民家ギャラリーには上質の古布を使ったセンスのいいバッグや陶器などが並べられていた。
カフェもあるようだったが、今日は別の店でコーヒーを飲もうと思っていたので、ここは店内を見て回るだけにした。

何年かぶりに来た宮島にはこういうセンスのいい店があちこちにできていた。
そのギャラリーを出て少し歩くと、コーヒーの香りが通りに立ち込めてたので、ふと立ち止まると、ラッキーなことにそこは今日行こうとしていたカフェだった。
店に入ると、どうぞこちらへと一番奥の穴倉みたいな部屋に通された。
よく見ると壁は石垣みたいな感じだ。いったいここは何の建物だったんだろう。

この雰囲気たっぷりの空間でいただくカプチーノがケーキとほんとによく合う。
大鳥居はなくとも五重塔はあるさ、ということで、まず下から新緑と一緒に撮る。

石段を下りる途中、千畳閣と一緒に撮る。

そして、厳島神社の回廊からも小さく撮る。

以前宮島に来たときも立ち寄った千畳閣は豊臣秀吉が建てた大経堂だ。
でも建てている途中で秀吉が亡くなってしまったため、建物自体は未完成だという。
この歴史的な建造物の中では時の流れも止まり、現世を生きるわれわれはそこでひたすら羽を休める。
大鳥居はダメだったが(まだ言ってる)宮島はやっぱりどこを切り取ってもいい写真が撮れる。
この前来たときはコンパクトカメラだったので(最近はコンデジというらしい)、それなりの写真しか撮れなかったが、今日は曇り空でも写真は絶好調だった。
最近PENをうまく使いこなしてるねえと言われることが多くなって、また調子に乗っている私だが、実は別にPENじゃなくても宮島は誰をもカメラマンにしてしまう絵になる場所なんだと思う。




































