2018年9月30日(日)台風で大雨

今月は最後まで台風に見舞われるし、秋らしいいい天気の日はほんとに少なかった。

今日もボロ家の我が家はどうにもならない日曜日を過ごしている。

まあ、朝のうちはまだ天気がもっていたので、古着屋のバーゲンにひとり出かけて少しは楽しめたんでよかった。

とはいえ、バーゲン前に目をつけていた2枚のコートの一枚がすでに売れていてちょいとがっくりきた。

先週の金曜日からバーゲンは始まっているから仕方ないといえばそうなのだが、もしかして、と期待していたので、少々悔しかった。

最近はとにかくブラウスやスカートよりアウターが欲しい寒がりの私だった。

今日なんかもうコタツを出したいくらいだが、やはりちょっと早すぎるから我慢しているところだ。

今からすでに気持ちは冬眠状態である。

この前から皆に夏が終わってもう一年が終わった気分だ、と言うと笑われたが、半ば本気でそう思っている。

また楽しいことを考えないとこの冬を乗り越えられない。

当面、私の頭は今年の冬をどう過ごすか、でいっぱいだ。


「堂々公園」
福山市神辺町
一週間前に撮影

2018年9月29日(土)曇りのち雨

今日明日と2日間開催予定だったのに、明日は台風で中止になると聞いた岡山のイベントにどうしても行きたくなって朝から出かけた。

そのfrom westというイベントにはこれまで行ったことがなかったが、会場のRSKバラ園に着いたとたん車の多さに驚いた。

フリマイベントで入場料を払うのは珍しいが200円払って入場。

全国各地からやってきているらしい骨董品の店やセンスのいい手しごとの品々がかっこよく並んでいる。

イベントも岡山まで来ると出店者が厳選されていてコンセプトがはっきりしていてとにかくお洒落だ。

神戸から来ているという雰囲気たっぷりの女性店主に「from westなのに神戸ですかあ」と言ったらバカウケして嬉しくなった。

そうこうするうちにお腹がすいてきたのだが、雨が降ってきたし、なにしろ食べものの屋台は行列ができてるし、でいつになったら食べられるかわからない。

それで、建物の中で売っていた焼きそば弁当を食べて、また少し色んな店を見て回って倉敷経由でうちに帰った。

途中、倉敷の酒津公園そばにある桜花という古民家カフェでパンケーキを食べてのんびり庭を見て過ごした。

最近気になるのはやはりこういう古民家を生かしたカフェで、私もいろいろ研究せねばとあらためて思った。


「くらしき茶房桜花(おうか)」
倉敷市酒津2429
定休日:火曜日、水曜日、木曜日

2018年9月26日(水)晴れ

今日は朝ちょっとbrunにお茶を飲みに行って、帰って来てからのんびりできるかな、と思ったら、原稿チェックが待っていて、夕方までばたばたしたので、全然休みらしくなくて、もうこれは歌でも歌うしかないと思ってネットでカラオケを歌いまくった。

実は私は最近カラオケにしょっちゅう行って盛り上がっているのだが、それを知ったカフェのお客さんが自分の従弟がやっている店に連れて行きたいと言ってくださったので、それじゃあ練習しなくちゃ、というわけだ。

しかし、去年までほとんどカラオケに行ったことがなかったから、レパートリーの少ないことといったらない。

それに、私は声が低くて女性シンガーの曲は高音が出ないから勢い男性シンガーの曲ばかり探すことになる。

それで、今日私の好きな氷室京介の「ダイヤモンドダスト」を歌ったらなんとか歌えたので、やっと一曲レパートリーが増えた感じだ。

やっぱり男性の曲のほうが地声で歌えるから思い切り声が出せるというもんだ。

この前、カラオケに行った時に「セーラー服と機関銃」を裏声で歌ったのだが、やっぱり可愛すぎてちょっと違う感じだった。

あと、今日、安全地帯の「じれったい」も練習したのだが、途中のbaby baby babyがどう入れたらいいかわからない。困ったもんだ。

ノリのいい曲を歌おうとしてもリズム感が悪いからそうとう練習を要する。

こんなんで金曜日に間に合うんだろうか。

まあいざとなったらまた「TATTO」歌うべ〜。

2018年9月25日(火)曇り一時雨

今日も朝早く起きてえーとこかふぇに持っていくカレーの下準備。

最近はチキンカレーも作っているので、なんとなく昔やっていたカレー屋みたいになってきた。

今でこそ、週一回しかカレーは作らないが、あの頃(30年前)は毎日毎日カレーばっかり作って自分でもよくやったなあと思う。

結局3年で潰れた店だが、私にとっては人生の中であの3年間は井原に帰って来てから一番楽しい日々だったと思う。

今思っても周りの大人たちの反対を押し切って店を開いてよかったと心から思える。

あれ以後、自分の店を持つために積極的に動こうと思ったことは一度もない。

店というのは本気で開こうと思ったときに開かないと一生開けないもんだ。

あれから30年という時間が過ぎて、私は回り回ってこの町で今度は間借り人として喫茶店をやりながらカレーを作っている。

店を辞めたときにもう二度とカレーを作ることはないと思っていたのに、まったく人生どうなるかわからない。

そして、この先だってどうなるか、誰にもわかりはしない。

永遠の命と思って夢を持て。今日までの命と思って生きろ。とはジェームス・ディーンの言葉だ。

私はある日、カレンダーに書いてあったこの言葉に気づいて、自分自身が還暦を過ぎてから有限の命ということに縛られすぎていたことに気づかされた。

自分で自分の命を勝手に予測して区切りとか枠をつけてしまっていた。

永遠の命と思って生きることは自分の可能性や限界を勝手に決めないことだ。

今からでもそう思うことで少し人生は違ってくるように思える。

人生に区切りはない、自分の区切らなければどこまでも心は未来に無限に広がっていく。

カレンダーの片隅の載っていたほんのひとことが大きなちからを持つことがある。

2018年9月24日(月・祝)曇りのち雨

三連休最終日と言うのにどうも天気が悪くて、朝ボギィのフリマに行ったほかはどこにも行く気にならず、うちでまったり映画を見て過ごした。

今日見たのはこの前から何度も見かけてはすぐ寝てしまって全然前に進まなかった「太陽が知っている」というイタリアとフランスの合作映画だ。

主演がアランドロンだし、太陽ー繋がりで「太陽がいっぱい」の続編みたいな映画かと思って見ていたが、同じサスペンスでも雰囲気が違った。

この映画でもアラン・ドロンは色っぽくて哀愁があっていい男だが、この作品では私の好きな女優ロミー・シュナイダーの褐色の肌と大人の女の色気に目を奪われた。

しかし、50年も前の映画だから当たり前だが、当時は携帯もパソコンもないから、休暇というのが実に優雅で自由である。

毎日のように酒を飲み、プールや海で泳いだり、昼寝をしたり、と好き勝手過ごしてとにかく息を抜きっぱなしである。

若き日のジェーン・バーキン(歯並びの悪さで彼女とわかった)演じるぺネロープという女の子も毎日ほとんどなんもせずに本を読んだりぼ〜っとして過ごしている。

今避暑地に行ったって、そんなぼ〜っとしている18,9の女の子がいるだろうか。

携帯がなかったら時間をもて余して到底我慢できないだろう。

50年前も時間は同じ速さで過ぎていっているのに、この50年でなんと私たちは忙しくなってしまったことかと思う。

ヨーロッパの人々も50年前と今とでは休暇の過ごし方はきっとだいぶ変わったんじゃないだろうか。

ということで、この映画はフランスの豪華な別荘で巻き起こる4人の男女の物語である。

一応サスペンス映画だが、「太陽がいっぱい」ほどのスリリングな展開はなくて、どちらかというと、男女の繊細で複雑な感情の描写を中心に話は進む。

そして、ラスト、やっぱりここはフランス映画らしく、唐突で消化不良の終わり方。

引っ張るだけ引っ張ってそれはないだろう、と言う感じだ。

まあ、「太陽がいっぱい」の後、二匹目のどじょうを狙ったのかもしれないが、ストーリー的にはもうひと捻り欲しいところだった。


2018年9月23日(日)曇り

今週の金曜日のカフェbrunのイベント予定です。

今週は食欲の秋ということで、福山のお好み焼き屋「ほうずき亭」さんのお好み焼き弁当を販売します。

なんと、1食ワンコインです。

20食限定ですのでお早めにお買い求めください。

また、今週は午後2時から4時まで飛び入りライブをやります。

演奏ご希望の方はぜひお越しください。

お一人様3曲までで、ジャンルは問いません。

演奏してくださったお客様には珈琲とお菓子をプレゼントします。

今週も楽しいイベントで盛り上げていこうと思います。よろしくお願いします。


2018年9月22日(土)晴れ 暑い

今日は昨日の夜遊び過ぎて朝すぐには動けなくて例によって福山に遊びに行ったのはもう昼前。

本通り周辺にはもうお店が並んでいて、「クリーニングデイ」はとっくにスタートしていた。

クリーニングデイというのはフィンランドで2012年より年2回開催されているリサイクル・カルチャー・イベントらしい。

それで今日はフリマや手づくり雑貨の販売など個人や商店のいろんなブースがずらりと並んでいた。

それにしても、ここもやっぱり知り合いだらけで、歩いているとどんどん声をかけられてそのたびにどきどきすることである。

私は人の顔と名前を覚えられない選手権があったら1位になれそうなほどそういう記憶力が悪いのだった。

今日もどうしても誰だか思い出せない人が何人かいたが、なんとかごまかしてやり過ごした。

イベントもなかなか気の抜けないことだ。

それでも今日は古着屋DVDが激安でいろんな収穫があっていい一日だった。

今は今日買ったDVDの一本松田優作の「最も危険な遊戯」を見ている。

こういう映画とのめぐり合わせはほんとに奇跡というもんだ。

今日はこれをカナダ人の男性から買った。

私もけっこう映画は見てきたが、人生まだまだ出会ってないジャンルの映画はたくさんあるようだ。


2018年9月19日(水)晴れ 暑い

まだまだ暑い水曜日。

とはいえ、もうほとんど夏物をしまってしまった私は今日も暑くても長袖のカーディガンを着ていた。

秋の暑さはもういらないといっているのになかなか涼しくならないものだ。

今日は万能倉のbrunに行ってこの時期珍しくアイスコーヒーを飲んだ。

今日も常連さんやオーナー夫妻と話をしていたらすぐ昼が来てしまい、帰り道お腹がすいてしまうことだ。

しかし、今日も困るのは私はひとりではなかなか食事をする気にならないということで、今日も結局お腹がぺこぺこでも帰ってからご飯を食べた。

おひとり様が得意な人もいるだろうが、私はカフェは平気でも、食事はひとりだとどうも苦手だ。

取材とかならどこでもひとりで入れるのだが、プライベートだとぜんぜん落ち着かない。

それで、昔から仕事が終わってうちに帰るまでずっとお腹がすいても我慢していた。

まあ、だいたい井原や笠岡でチェーン店以外でひとりで入りやすい店は少ない。

私が一番欲しいのは昔どの町にもあった普通の洋食屋さんだ。

そういう店があったらいつでも行けるのにとよく思う。

この前行った総社の「ブーン」という店はそういう感じだった。

真備のパンポルトさんも今日から営業再開されたみたいだし、また今週真備や総社に行けたらいいなと思う。

2018年9月17日(月)晴れ 暑い

9月も半ばを過ぎたというのに昼間はまだまだ暑い。

今日もえーとこかふぇでは昼から扇風機を回した。

今日は月に一度のスイーツ会だったので、女子力高いお客様たちがいつものように手作りスイーツを持ち寄って賑やかな午後を過ごされた。

毎月一回、手の込んだお菓子を作ってくださって、私までご相伴に預かってほんとにありがたいことだ。

今年も皆さんにお世話になっているので12月のスイーツ会は私が来られた方にケーキをプレゼントしようと思う。

そして、今日も4時過ぎまで働いて大荷物をひーこら車まで運んで家に着いてから、買い物に行って夕ご飯を作った後、亭主が帰って来るまでの2時間ほど好きな映画をのんびりと見たのだが、これがもう至福なんである。

やっぱり一日何もしないで映画を見るのと仕事の後に見るのでは楽しさが違う。

たいした労働をしていなくても、ちょっとでも働いた後は遊びや趣味がほんとに楽しい。

それも、今日見ていたのはイタリアの田舎町を舞台にした男性同士の恋愛を描いた話題作ゆえ、ますます日の暮れた部屋でひとりでこそっと見るのにもってこいである。

それでつい夢中になって見ていたら、突然玄関が開いて亭主が帰って来たもんで、慌ててDVDを止めて、何事もなかったようにクイズ番組かなんかにチャンネルを合わせる。

毎度毎度、これが現実に引き戻される瞬間だ。

ここはイタリアでもフランスでもない。日本の小さな田舎町である。

あのイタリアの美少年は?あのアメリカ人の色男はいったいどこへ?!!

またいつもの日常に戻ってご飯の支度をしながら、亭主が寝た後ひとり見る映画の続きに思いをはせる私だった。


2018年9月16日(日)晴れ 暑い

今朝起きたら久々に天気がよかったので、嬉しくなって早めにうちを出て福山まで出かけて、そういえば、手城でほっこり村というイベントやっていたな、と思って行ってみた。

会場となっているアークハウスを探しながら、まさかそこが葬儀場とは思わなくて、最初近くまで行っても違うだろうと思って右往左往した。

ユニークな場所をイベント会場にしているもんだ。

入ってみると知り合いの作家さんや会社のオーナーも出店されていて歓迎してくださった。

そこで卵焼きと苔アートとビニールのバッグを買って、その足で尾道方面へ向かった。

途中、向島にパン屋さんができてるという情報をゲットして住宅地の中にあるその「かぎしっぽ」という店に行ってみた。

そこは小さなお店で看板も可愛くて、倉敷ナンバーのうちの車を見て遠方から来てくれたと喜んでくださった。

向島もどんどん新しい店ができて楽しみが増えるというもんだ。


「かぎしっぽ」
尾道市向島町16058-25

2018年9月15日(土)曇り

夕べはカラオケ喫茶でfacebookのお友だち10人ほどと一緒にカラオケ大会とあいなった。

今週に入ってから誰か一緒に歌いませんか?と声をかけたら奇特な(!)皆さまが集まってくださって、おまけに私の大好きなシンガーまで飛び入り参加して、最高の夜となった。

いまどきのSNSを使ってレトロな喫茶店でやんややんやで盛り上がるアナログなカラオケ大会。

感動や興奮をたくさんの人たちと共有して素晴らしい夜となった。

すると、その記事を見た人たちが次々にカラオケやりたいと言ってくださり、またカラオケ会をやる感じになってしまった。

ほんまに面白いことである。

気がつけば、今年はカラオケで一年終わりそうだ。


2018年9月13日(木)曇り時々雨

今日は朝から天気がかんばしくなかったので、えーとこかふぇのダンボール市がどうなるかと不安だったのだが、何とか一日たいした崩れもなくて閉店まで賑やかな木曜日になった。

8月をひと月休んだので、秋からまたテンションあげて行くのがけっこう大変だったが、常連のお客さんたちに支えてもらってなんとか毎週頑張れている。

ほんとにありがたいことだ。

いくつになっても不器用な私だが、少しずつ前に進んで行くしかない。

今週末からの3連休も天気は微妙ですが、イベントは満載です。

井原や近隣の町の情報です。ぜひお出かけ下さい。


革ものづくりbocco 「山に泳ぐ鯨」展
9月14日(金)〜26日(水)9:00〜19:30
場所:暮らしの道具吉山/HANARE(福山市霞町3-4-24)


「おのみち海風まつり@戸崎」
9月15日(土)11:00〜21:00
16日(日) 17:00〜21:00
場所:旧戸崎小学校(広島県尾道市浦崎町1134-2)

2018年9月12日(水)朝のうち小雨のち曇り

今日は朝、雨の降る中、ちょっと福山まで行ったのだが、雨が止みそうにないので井原に戻ってきたとたんに雨が止んでちょっと拍子抜けだった。

それでもうどこにも行く気がなくなり、DVDを借りておとなしく家に帰った。

それから、うちに帰って原稿チェックを済ませて、おやつの甘栗を食べながら借りてきたうちの古い映画の方を見ていたら、最初気づかなかったのだが、どっかのあんちゃんみたいな男がハリソン・フォードだとわかって眠気が覚めた。

後で見たらその映画「アメリカン・グラフィティ」には彼が31歳のときに出てるらしい。

ブレードランナーより9年も前だ。

スターウォーズより4年前だからまだまだ無名の頃だったんじゃないかと思う。

あとで調べたら彼はこの映画に出る前はなんと俳優から大工に転職していて、その仕事を通じて知り合ったこの映画のプロデューサーに声をかけてもらい、この役をゲットしたようだ。

人生どこに縁が転がっているかわからない。

彼はその後、スターウォーズで一躍人気スターになるが、この映画との出会いがなかったらルーカス監督との繋がりもなかっただろうし、大工で人生終わっていたかもしれない。

やっぱりどんな仕事をしていても光るものがあったんだろうと思う。

思いがけず、若き日のハリソンに会うことになってこれも何かの縁じゃなかろうか、と思った私だった。

映画はまことグラフィティ(落書き)のごとくに60年代の若者たちの青春ドラマが取り止めもなく書きなぐられて行く。

たぶん、60年代に青春時代を過ごした人たちにはたまらない映画だっただろうと思う。

映画を見ながらリチャード・ドレイファスという俳優がその昔いたことを思い出した。



2018年9月11日(火)晴れ 暑い

この日記でも何度か書いているが、私は暑い秋と寒い春が嫌いなんである。

今日はその暑い秋の一日だった。

クーラーのない古民家カフェで暑さをしのいだ7月からひと月休んでやっと9月になったが、今日みたいに気温が高いとちょっと動くと汗が出る。

幸いにもお客さんたちは暑くなさそうだったからよかったが、ほんとにもう暑いのは勘弁して欲しい。

私の気持ちもからだもすっかり秋の準備ができている。

最近どうも邦画ばかり見ているので(この前は満員のお客さんたちと「カメラを止めるな!」を見たし)、たまには洋画を見ようと思って昨日1本借りてきた。

DVDのラベルには派手さはないが、アカデミー賞の脚本賞を獲っているので興味を持った。

結果、緊張感のあるいい映画だった。

バットマンのマイケル・キートンがしばらく見ないうちにかなり渋い風貌になっていて驚いた。

記者役のレイチェル・マクアダムスの取材する姿、カッコよかった。

彼女は私のニックネームと同じ名前だから親近感がわいた。

新編集長役のマーティ・バロンは声が低過ぎてセリフが聞き取れないくらい。

彼はなんかの映画で見たことがあるが思い出せない。

20年以上前の事件とはいえ、こういう重いテーマを映画にするのは勇気がいっただろうと思う。


「スポットライト世紀のスクープ」

2018年9月10日(月)曇りのち晴れ

降り続いた雨も朝には止んで、仕事で美星に行く私の足取りも軽い。

我が家を出てから国道を北へ山道をすいすい進んだ。

とはいえ、美星の秋は早く、途中、道から見下ろす田んぼの稲はもう黄金色に近かった。

これから山もどんどん秋色に染まるんだろう。

夏が大好きな私にとってはもう秋の山とかは冬をイメージさせてあまり明るい気分にはならない。

今日も知り合いにもらった昔のポップスが入ったCDを聞きながら山を上るとますます切なく心にしみる。

特にサイモン&ガーファンクルやエルトン・ジョン、エアロスミスの歌とかには泣けてくる。

聞けば聞くほど深みがある歌詞もすごいし、何十年も前の曲がいまだ色あせないってすごいことと思う。

果たして今のポップスで半世紀も忘れられない曲が何曲あるだろうか。


2018年9月9日(日)また雨雨雨

最近は雨ばかり降ると7月の水害のことを思い出して嫌な気分になる。

一度大きな災害があるとその記憶がインプットされて、止まない雨というと即悪イメージがわきあがってくる。

ほんとにこう雨ばかりだと気が滅入る。


朝は市民ギャラリーのはがき絵展にお邪魔したが、それ以後は珍しく一日ずっと家にいた。

それで、この前からよく見ているアメリカのバラエティ番組を見ながら天才キッズの歌に聞き入っていた。

TVのオーディション番組に出てくる5,6歳の子どもたちはほんとに可愛くて歌もうまいが、私が興味を持ったのは司会者とのやり取りだ。

どの子も何かを聞かれたらしっかり自分の意見を言うし、聞いている司会者も子ども扱いしないで、普通に大人に質問するみたいな感じで話をしている。

それに少しくらい子どもたちが羽目をはずしてもとがめたりしないし、最終的には落ち着いていい演技をするので、皆おおらかに見ているという感じだ。

そんな中でのびのびと歌を歌う子どもたちは皆楽しそうで、見ている大人も大喜びである。

日本の子どもも歌のうまい子は大勢いるだろうが、これまで舞台やTVでもそこまで楽しそうに歌ってるのは見たことない。

本来、小さな子どもが歌が好きで歌っているときは楽しくてたまらないんじゃなかろうか。

そういう年代にもっと子どもたちが歌を歌える場所があればいいのにと思ったりする。

自分では覚えてなかったのだが、私は小さい頃、歌うのが好きでおまけにお調子者だったらしく、商店街を回ってみんなに歌を聞かせていたんだそうだ。

その話を聞いて、そういえば、近所の洋品店に言って調子よく流行りの歌を歌っていた自分をぼんやりと思い出した。

昔の商店街は店同士がくっついていて皆顔なじみだし、子どもだった私も近所に買い物に行っては色んな店の店主に可愛がってもらっていた。

その流れで安心して歌とか歌いまくっていたんだろう。

今の住宅事情では隣のうちにひょいと行って歌を歌うなんてことはなかなかできないだろうが、小さい頃に好きなことをやってみんなに見てもらえる環境があるというのはいい経験として残る気がする。

私が最近突然歌いだしたのも、もしかしたらあの頃、歌を歌っていた自分を思いだしたのかもしれない。

長い年月を経て人生のどこかの地点で忘れていた記憶がよみがえることがある。

自分ではずっと苦手と思っていた人前で歌うということ・・実は幼い私はそれが大好きだったのだ。

今日、小さな子どもたちの歌うのを見て、私もまた歌うことの楽しさを再確認した。

2018年9月8日(土)雨雨雨

今日は聞くところによると尾道でポルノグラフティが野外ライブをするそうで、雨の中、知り合いは濡れるのを覚悟で行っているらしい。

雨の中でライブというのは私は経験がないが、私もチケット買ってたら雨だろうがなんだろうが行くだろうと思う。

それにしても、週明けまで雨とは残念だ。

この夏は激暑だったが、秋が来たら今度はずっと雨とか、嫌な予感がする。

この先どんな異常気象が起こることやら。

そして、今日もミーハー女は新しいカフェを求めて笠岡へ。

ファミリー新聞を作っていたときはあれほど通っていた笠岡も最近とんと行かなくなって、2号線沿いにカフェができていたのに全然知らなかった。

そこは二階が設計事務所のようで、見るからに今風なお洒落な建物だ。

珈琲だけでいいかな、と思ったのは一瞬で、テーブルの上に立ててあるいちじくタルトの写真に目を奪われ、思わずそれを注文した。

実は私はいちじく狩りに行きたいくらいいちじくが大好きなのだ。

オーダーを済ませて楽しみにして待っていると、なんとTHEてんこ盛りのいちじくタルトが現れた。

これだけいちじくをふんだんに使ったタルトというのはなかなかお目にかかれない。

食べ進むうちにクリームの中も丸ごといちじくなんでびっくりした。

これはポイント高い!

今朝はあいにくの雨だったが、大好きないちじくを食べてもうそれだけで満足して家路を急いだ私だった。


「K.D.Cafe」
笠岡市笠岡5611-28(R2沿いホリデイ前)
пF 0865-61-4141
月曜日(加えて不定休あり)

2018年9月5日(水)台風一過

このたびの台風もこのあたりには大きな被害もなく通り過ぎてくれた。ありがたいありがたい。

今思い出したが、この有難いという言葉は「有ることが難い」、つまりめったにない、という意味というのを以前コラムに書いたことがある。

今年の豪雨以来、私の中でますます当たり前の日常という意識は遠ざかり、台風ひとつにしても、これまで以上に危機感を持って対処するというふうになった。

このあたりはこれまでたいした天災もなく、あまりに温暖で多くの人が防災意識は低かったと思うが、実はそれは有難いことだったのだと思う。

たまたま運よく災害を免れていたに過ぎない。

私はいつも台風が来るたびに途中で風雨を和らげてくれる(と信じている)四国山脈に感謝していた。

この地域が災害が少なくて済んでいたのはそういう自然の大きなものに守られていたからに違いない。

この吹けば飛ぶようなアジアの小さな島の、その中でも人口4万ほどの小さな田舎町で皆が平和で暮らせたのは実はほんとに運がよかっただけかもしれない。

真備の状況を見れば、この町だってあと一日雨が降り続いていたらどうなっていたか、とよく思う。

そうなのだ。たまたま助かっただけなのだ。

この町だってもしかしたら大きな被害を受けていたかもしれない。

そのおかげで、多くの市民が今日も好きな場所に行き、好きなことをして、人々と語り、平和な日常を過ごしている。

これはほんとに幸せなことだ。

私も夏が終わっても、喜んだり悲しんだり、怒ったり、普通の毎日を生きている。

また明日もこのありがたい日常を精一杯楽しもうと思う。

2018年9月4日(火)台風通過

今日は台風が来そうなのでカフェを休ませてもらって、一日のんびりDVDなんぞを見ていた。

うちに一日中いるなんて台風のときくらいなもんだ。

昼過ぎは雨が特に強かったが、台風の通過とともに雨も風も弱まって夕方には天気は回復、福山のfb友だちは皆さま虹の写真とかアップしている。

ほんとによかった、とばあちゃんが今回も不安から解放されてほっとしている。

この夏はたくさんの台風が発生したが、水害以降はほとんど被害もなく通り過ぎてくれたので、なんだか何かに守られている感じがする。

まだまだ復旧が続く中、これ以上天災が起こらないように祈るばかりだ。

久々に金曜日のカフェbrunのイベントスケジュールご案内です。

あくまでも予定ですので、天候や出店者の都合で変更・中止がありますので、ご了承ください。


9月7日(金)

青野町の露地ぶどう販売



9月14日(金)

グローバルフーズコーポレーションさんの 美味しいもの屋台


9月21日(金)

午後3時〜

倉光宏嘉さんのミニライブ(投げ銭ライブ)

☆1ドリンク以上オーダーお願いします。


9月28日(金)

青葉台のほうずき亭さんのお好み焼き販売

☆午後2時〜4時は飛び入りライブ(ひと組お二人まで)

楽器持参OK。マイクはありませんのでご了承ください。

ひと組3曲以内でお願いします。

出演してくださった方にはドリンク(珈琲or紅茶)とおやつをプレゼント。

2018年9月3日(月)晴れ 暑い

今日は昼から夏の間じゅう休んでいたえーとこかふぇの掃除をしに行ったら暑くて汗がたらたら流れた。

それでもオーナーのIさんが庭の草を根こそぎ抜いてくださっていたので、かなり見た目もすっきりして今週からまた店を再開する気分になってきた(実はひと月も休むと掃除する気力も萎えていた)。

ほんとに古民家というのは一年中人が手をかけないといけないし、また手をかければちゃんとそれに応えてくれる正しい空間だ。

今日も掃除をし終わって庭を見渡すと蝉の抜け殻があちこちに落ちていて季節が移り変わるのを肌で感じる。

それは、家業が商売で、(庭がない)家に育った私が一度も経験したことのない季節の感じ方である。

あの大きな四季とともに生きる古い家とまた今年も秋を駆け抜ける。


2018年9月2日(日)晴れ 暑い

今日はまた真夏のような天気が戻ってきた。

総社のチャリティーイベントに向かう道すがら、車の窓から見える田んぼの稲は逞しく伸びて初秋の風に揺れていた。

小田川もいつものように穏やかで豊かな緑に囲まれている。

それを見ながら、この川がどうしてあのように氾濫を起こしてしまったのかまるで夢のようである。

7月の豪雨から怖くてどうしても通れなかった国道486を今日ひと月以上経ってやっと通りながら、途中からあまりの惨状に言葉をなくした。

真備の町は壊滅的な被害を受けて、ほとんどの商店が営業を中止しており、住宅には人の気配もなく、まるでゴーストタウンと化している。

どの家も床上浸水したんだろう、一階はほとんどの戸が開け放たれており、窓のない家も多い。

ここにも家があった、あそこにも家があった、と思う場所にその姿はなく、いったいそこに住んでいた人々は今どこに行ってしまったんだろう、と深い悲しみが胸をよぎった。

見かけるのはボランティアとおぼしき若者ばかりで、人はほとんど歩いていない。

ひと月以上経ってもこの状態ではこれからいったいこの町はどうやって復興していくんだろう。

被災した家を出て避難生活を送っている人たちの心痛はいかばかりかと思う。

うちは長年ぼろ家に住み続けているが、それでも寝起きができる家があるだけありがたいことだ。

今日、イベントに行ったときに真備の知り合いのカフェのオーナーに会って抱き合ったら、涙がぽろぽろ出た。

今日真備の町を見てきただけに彼女の心情を思うと言葉もない。

変わり果てた故郷を彼女はすべて茶色の町だったと言っていた。

泥と埃に覆われた茶色の町。

しかし、雨が降って町はだいぶ他の色を取り戻したんだそうだ。

ほんとに雨は時に悪魔にもなるが、天使のように幸せや希望をもたらす。

これからの雨はどうか被災地にとって恵みの雨になるように祈らずにいられない。

頑張ろう真備。頑張ろう岡山。

また店が復活したら遊びに行くね、と彼女に約束をして再び破壊された町を通って故郷へ帰った。

2018年9月1日(土)曇り時々雨

今日は朝から雲行きが怪しかったので、いったん尾道へ向かったものの、途中で行くのを止めようかどうしようかと迷いながらのドライブとなった。

案の定、駐車場に着いたとたんに雨が降り出してU2まで歩くのにどうしようという感じだったのだが、なんとか傘なしでたどり着いたのでほっとした。

今日は「せとうち元気プロジェクト」として「帆船みらいへ」がU2前の岸壁にやってきているのだった。

今日は乗船体験ができるとあって、雨が降る中でも家族連れなど大勢の観光客がやってきていた。

子どもたちもたぶん初めて見る帆船なんだろう、みんな嬉しそうだった。

寝室や厨房などを見ながら船室をぐるぐる回っているうちに私も航海をしているような気分になる。

子どもたちならなおさら、今日の体験が強烈な印象を残してその子の人生に影響を与えていくんだろうなあと思った。

やっぱり子どものときほど色んな体験が大事だなと思う。

まあ、それも親しだいだけど。


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